女性の健康づくり☆彡

2019.07.18

今日も雨・・・ですが、昨年の暑すぎた7月よりいいかな、と思って過ごしています。

皆様いかがでしょうか?

 

もう10日ほど前になりますが、ロゼシアター中ホールで、『女性の健康づくり講演会~親子のための女性ホルモン塾in富士~』という講演会が開かれました。

富士市内婦人科の船津クリニックの船津先生ご夫妻、女性医療ネットワークの方々、富士市により一般市民の方々向けに開かれた講演会で、患者さんにも数人お会いしました。

第1話は、女性ライフクリニックの産婦人科医である対馬ルリ子先生と美容家の吉川千明先生が、対談をされ、わかりやすく女性ホルモンのしくみや、男性にはない女性特有のホルモンの変動により女性の心、体調は変化することなどをお話してくださいました。

昔と今の女性、何が変わって何が問題か?をテーマに、最初にお話しされたことは、老年期が長くなったけれども、体の仕組みは変わっていない!ということでした。

女性のライフスタイルは戦前と比較して、戦後、1、長寿になり、2.高学歴になり、3、職業を持つ人が多くなりました。4、出産数は減少し、その結果、5、月経回数が多くなりました。

妊娠、出産後は月経は来ませんから、出産回数が多いと月経回数は少なくなります。

昔より、出産回数が少なくなり、妊娠、出産後の時期が人生の中で少なくなれば、女性の体の仕組みは昔と変わっていないので、月経回数は多くなります。

戦前の平均月経回数は50くらいだったのが、現代は400~500回だそうです!

月経回数が多いということは、月経周期による女性ホルモンの変動も昔より多く起きて、現代の女性は心も体も大変です。

特に、ホルモンの影響がでるのが、思春期と更年期。しかも、長寿になったため、更年期が人生の真ん中に来たのです!

どの年代でも女性ホルモンによる不調は、婦人科で低用量ピル女性ホルモン補充療法などで解決することができるそうです。特にプレ更年期、更年期の悩みはいろんな症状が出て多彩です。私自身も50歳の頃に、更年期症状がつらく経皮吸収型エストロゲンのパッチを貼り楽になり、こんなに違うんだ、というのを体験しております°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

但し、乳がんの検査をしてから婦人科へ!

乳がんの既往のある方は、低用量ピルやホルモン補充療法ではなく、とみ皮膚科クリニックでも扱っていて私も飲んでいるエクエルをすすめていらっしゃいました。

そして、老年期。私もすでに老年期です。女性ホルモンが0になってからの人生が長い~
女性ホルモンが守ってくれていた、骨や関節、筋肉が弱くなり、生活習慣病も出てきます。また、遺伝的に弱いところも出てきます。

エストロゲンがなくなることにより、コレステロール値や血圧が高くなり、肝機能障害が出てきて、肥満となります。内臓脂肪も増えて、メタボリックシンドロームとなっていきやすくなります。
まさに私がそうです。40代までは、コレステロールは低く、低血圧、肝機能の検査値も低く、痩せていましたし内臓脂肪なんて私には関係ないと思っていました。ですが、今は・・・全て逆(>_<)

55歳を過ぎてから、エクエルを飲み始め、筋トレを週2回することとしました(#^^#)
遅かった~と思いましたが、エクエルのことをお教えした80代の患者さんが、毎日飲んで幸せ、とおっしゃっており、私なんてまだ遅くない!と気づかされました。

対馬先生がおっしゃっておりましたが、健康力とは、知識力だけではなく実践力が大事
気が付いて始めた時が最適な時だと信じ、長い老年期を楽しく幸せに暮らせるように、毎日の楽しみ、幸せを積み上げていけたら♡と思っています。

 

また、月経回数が多くなったことにより、現代女性は子宮内膜症などの病気になりやすくなりました。

女性ホルモンの変動が多くなったことにより、蕁麻疹や自己免疫系の病気にもなりやすくなりました。

でも、この男性にはない女性ホルモンの変動があることで、ちょっとした体調の変化に気が付くことができる!ともお話されていました。

変化に気がついたら、体のケアをしたり、体の内側のチェックをして、命を守るチャンスにすることができます。気が付いてもほっておくというのは一番残念なこととおっしゃっておりました。

例えば月経痛で悩んでいたら、ほっておかないで婦人科へ。今は予防の時代です。この行動により卵巣がんを予防できます、とのこと。

何より大事なのは、予防と早期発見

どの年代にも女性定期健診をすすめていらっしゃいました。

また、子宮頸がんワクチンの接種もすすめていらっしゃいました。

また、ホルモンではありませんが、丸の内のOLさんを調べたところ、タンパク質、鉄、カルシウム、ビタミンB1他がかなり不足していることがわかったそうです。そのままの体で赤ちゃんを産むと赤ちゃんにも影響がでます。サプリなどで補うことも場合によっては必要ですね。

 

第2部は、『私たちは女性の健康応援プロジェクトチームです』と題し、市内の婦人科医 宮崎先生、薬剤師の方、助産師の方、保健師の方がそれぞれお話され、富士市も捨てたものではないなと感じました♡

 

講演会が終わってから、対馬先生、吉川先生と一緒にお食事をしてお話をさせて頂き、皮膚科医の立場からホルモンの勉強をもう一度してみようと思いました。

主人も連れていけばよかった~。

男性もパートナーの女性を理解しサポートするうえで大事な知識です。

特に、妊娠中、子育て中の若いお母さんたちを支えている若いお父さん、また更年期の奥様のつらさを理解してあげてほしいご主人様たちに向けて、もう一回富士でお話して頂きたいですね!(^^)!