日本皮膚科学会中部支部学術大会に行ってきました
2016.10.23昨日診療後、大阪に行き、本日は朝から学会に参加して参りました。
アトピー、蕁麻疹、感染症の講演から、復習になるお話、新しいお話、いろいろ学ぶことができました。
昔、大学病院や国立病院に勤務していた時に経験した死に至る皮膚感染症は、開業医になってからは経験しておりませんが、忘れてはならない疾患です。もし、そのような患者さんがとみ皮膚科クリニックにいらしたら、見逃さずにすぐに大きな病院に紹介しなくてはいけないこと、あらためて肝に命じました。
また、とみ皮膚科クリニックでは既に行っておりましたが、新しく保険適用になった食物アレルギーの検査項目の話や、現在、治験の段階の重症特発性慢性蕁麻疹(特発性とは、原因不明ということです)に対するオマリズマブ(喘息では保険適応が通っております)という注射薬の話、難しい免疫の話もお聞きできました。
明日からの診察に活かしていきたいと思っております。
その中で、美容からアトピーの方まで、大事なことは保湿と日焼け止め、であるという、とみ皮膚科クリニックに来てくださっている方には、私が繰り返し申し上げていることがやはり重要であることを再確認いたしました(もちろん、それだけでは解決しない皮膚疾患も多くあります)。
保湿と日焼け止めで皮膚のバリア機能を保っていくことが、アトピーや食物アレルギーになることを防ぎますし、また治療していく上でとても大切です。
また、いつも言っていることですが、皮膚症状が悪くなってから一生懸命保湿をしても遅いのです。症状がいい時から保湿をしましょう!悪くなったらお薬を塗りましょう!
アトピーの方は、良くなったように見えてもすぐに薬を塗るのをやめないようにしましょう!
保湿の仕方、特にアトピーの方への保湿の仕方、薬の塗り方は、また別の機会に詳しく書いていこうと思います。