日本皮膚科学会中部支部学術大会!

2017.10.11

8日日曜日、京都まで皮膚科学会に行ってまいりました!

新幹線の始発に乗り、なんとか10時10分から始まっていた爪疾患の講演の途中から聴くことができました(^^)/

爪は本当に難しい…治療法がないんですよ、と言わなければならないことも多く、患者さんをがっかりさせてしまうこともあります(涙)。少しでも新しい知識を得られたら、という思いで勉強してきました。

そして早速今日、とみ皮膚科でお一人、午後からの川村病院でお一人、学んだ知識を使うことができました!本当に学会に行っておいてよかった(*^-^*)経過が楽しみです♪

また、2012年から急激に増えている『性感染症 梅毒』についても、最近の梅毒の特徴、検査法を学んで参りました。若い女性に増えているのも特徴の一つ。梅毒の初期症状は、痛くもなく数週で消えてしまうので見逃していることも多々あり!症状が出ない潜伏梅毒も多い!ということで、私も常日頃、見逃さないように、と思いながら診療しておりますが、最近の要注意話題でした。

蕁麻疹治療では、今年の3月に抗ヒスタミン薬に治療抵抗性の慢性蕁麻疹に対して適応が通ったIgEモノクローナル抗体である『オマリズマブ』という薬についての講演がありました。ひどい蕁麻疹の方にとって、新しい治療が開けました。ただし、この薬は、ひどい副作用が起こる可能性も高く開業医では処方はできません。私たち開業医にとっては、どのような患者さんをどのタイミングで大きな病院に紹介するか、ということを学ぶことも重要です。

医局の先輩で、聖路加国際病院の元皮膚科部長の衛藤先生の『口唇、口囲に生じる皮膚疾患の診方』もお聴きし、今回も実り多い学会でした。

 

翌日9日は、祝日でしたのでクリニックもお休み。お勉強の後は久しぶりに京都でのんびりしてまいりました♪

1人シャンパンも、幸せな時間